仕事でよく使うJuniperの物理インタフェース、通信規格等を備忘録としてまとめてみた。
目次
Juniper(JUNOS)におけるインターフェースの概要
Juniper 物理/論理インターフェース名称
メディアタイプ | 内容 | 通信速度 |
fe | FastEthernet interface | 100M |
so | SONET/SDH interface | 600M/2.4G等 |
as | Aggregated SONET/SDH interface | - |
ge | GigabitEthernet interface | 1G |
xe | 10GigabitEthernet interface | 10G |
ae | Aggregated Ethernet interface | - |
et | Ethernet interface | 25G/40G/100G |
ge以下がよく使う物理インターフェース
SFP/SFP+/QSFP+モジュール種別
SFPとは、Small Form-factor Pluggableの略で、光トランシーバなどとも呼ばれます。
種別 | 通信速度 | 波長 | ケーブルタイプ | 伝送距離 |
1000BASE-T | 1G | - | RJ45 | 100m |
1000BASE-SX | 1G | 850nm | MMF | 550m |
1000BASE-LX | 1G | 1310nm | SMF | 10km |
1000BASE-LH | 1G | 1310nm | SMF | 70km |
10GBASE-T | 10G | - | RJ45 | 100m |
10GBASE-SR | 10G | 850nm | MMF | 400m |
10GBASE-LR | 10G | 1310nm | SMF | 10km |
10GBASE-ER | 10G | 1310nm | SMF | 40km |
10GBASE-ZR | 10G | 1310nm | SMF | 80km |
25GBASE-SR | 25G | 850nm | MMF | 100m |
25GBASE-LR | 25G | 1310nm | SMF | 10km |
25GBASE-ER | 25G | 1310nm | SMF | 40km |
40GBASE-LR4 | 40G | 1300nm近辺波長多重 | SMF | 40km |
100GBASE-LR4 | 100G | 1300nm近辺波長多重 | SMF | 10km |
100GBASE-ER4 | 100G | 1300nm近辺波長多重 | SMF | 40km |
※伝送距離は製品によって異なる場合があります。選定の際は製品カタログをご確認をお願いします。
"SFP"と"SFP+"の互換性
SFP+ ポートは SFP トランシーバを使用できますが、伝送速度は 1Gbps まで下がります。
SFP ポートに SFP+ トランシーバは使用できません。
コネクタ種別
10年ぐらい前まではSCコネクタが主流であったが、昨今はLCコネクタが殆ど
40G~100Gの広帯域はWDMにより波長多重を行っており、LCコネクタの他にMPO/MTPといったコネクタを利用している。
リンクアグリゲーション(Link Aggregation)
物理インターフェースを複数束ねて、1つの論理インターフェースとして扱う機能です。
通称LAG(ラグ)
帯域が逼迫した時、物理回線を論理回線に組み込むことで回線増強がしやすいのが利点。
例:1LAG:10G*3本 → 10G*4本
LAGに物理回線を組み込む際、パケロスは発生しない
LAGから除外する場合、該当物理回線の通信はパケットロスが発生する(数パケット)
Junipterの場合、LAG内の物理インターフェースを通る通信は、Souce IP/Dest IPのハッシュによって物理回線を選択される。
異速度リンクアグリゲーション(link-speed mixed)
JUNOSでは機能実装あり(使ったこと無いけど)
10G*2本+1G*5本で25GのLAGを構築できるらしい。